ミノウラLiveRideシリーズ「LR960・LR760・LR340」&「LiveTraining」について徹底解説!

ミノウラLiveRideシリーズ「LR960・LR760・LR340」&「LiveTraining」について徹底解説!

ダイエット目的のみならず、趣味からレース志向の方まで幅広く使えるローラー台を選ぶならミノウラのLiveRideシリーズがおすすめです。

ミノウラLiveRideシリーズのポイント

ミノウラのLiveRideシリーズの最大の特徴は「LiveTraining」にあります。
はじめに簡単に説明しておくと、普段走っているコースやネット上で作成したコースデータを「LiveTraining」というアプリに取り込むことで、室内にいながらあたかも設定したコースを走行しているような感覚でローラー台に乗ることができる機能です。

iOSアプリ「Live Training」

それでは詳しく解説していきます。

LiveTrainingとは?

MINOURAのホームページより一部抜粋

最大のメリットはコーストレーニング

姉妹ソフト「LiveCycling(ライブ・サイクリング)」で記録した実際に走行したコースや「ルートラボ」で自作したコースなどのコースデータをLiveTrainingに読み込ませることで、そのコースを室内にいながら再現することができる機能です。

LiveTraining

画面上には500mごとにマーカーがつき、その区間の平均斜度を再現するための負荷レンジ位置が示されます。その通りに自分のトレーナーのリモコンシフターを合わせることで設定したコースを再現することができます。500mの平均値ではありますが、500mという区間はローラーに乗る際の1つの区切りとしても使えるためモチベーション維持にも繋がります。

上の画像を見てもらうとわかるようにスマホ上にはコースマップだけでなく、ワット数・時間・スピード・ケイデンス・心拍数・コース断面図などが表示されます。

室内にいながら、いつものコースの起伏を、登りを体感できるというわけです。
例えば、レースを目指すようになれば指定のコースを取り込むことで仮想富士山、仮想美ヶ原、仮想乗鞍なんてことも可能になります。しかもローラーの上で。
退屈なローラーの時間を少しでも楽しくするそんな画期的なシステムです。
普通のローラートレーニングではやる気がでないという方やローラー嫌いの人には最適のシステム、最適なローラー台です。

また、アプリにはあらかじめ数コースセットされているのでまずは試しに使ってみることもできます。

その他「LiveTraining」でできること
  1. インターバルトレーニング
  2. フリーラントレーニング

インターバルトレーニング
目標となる数値やインターバルを設定し、トレーニングメニューを組むことができます。

設定は「セッション」と「レスト」に分かれており、セッションには時間・目標ワット数・目標ケイデンス、レストには時間を設定します。セッションになると目標値に合わせた負荷レンジが指定されます。あとは、それに合わせリモコンシフターを操作するだけで簡単にインターバルトレーニングを行うことができます。

フリーラントレーニング
自由に走りたい人向けのメニューです。

使用しているトレーナーを選択し、現在の負荷レンジを設定することで現在のワット数を知ることができます。また、スピード・ケイデンス・心拍数も画面に表示されるためトレーニングデータをリアルタイムで知ることができます。

トレーニングの結果はデータとして記録されるため、いつでもモニタリングできます。走行時間、距離、消費カロリー、心拍数の最高値と平均値を知ることができ、数値や時間軸に沿ったグラフも表示されるため、一目でその日の走行データを知ることができます。

パワーはあくまでも参考数値であるため、パワー計程の正確さは望めません。しかし、大まかな参考として楽しむことができるのではないかと思います。少なくともローラーが楽しくなることは間違いないですね!

注意点:LiveTrainingに必要なもの

  • ミノウラのタイヤドライブ式ローラー台
  • iPhone・iPod・iPadなどapple社製品(Androidには対応していません)
  • Wahoo Key
    (ANT+規格のハートレートセンサーやスピード・ケイデンスセンサーのデータを受信するためのもの)
  • LiveTrainingアプリ

とりあえずこの4つは必須です。

ダイエットやトレーニングの効率アップ&LiveTrainingを楽しむためには合わせてハートレートモニターやスピード・ケイデンスセンサーを購入しておくと良いでしょう。

ミノウラから販売されている専用品を使う必要がありますが、センサーは「ANT+基準」のものであれば他社のものでも使えます。ただし、ミノウラによりますと「DigifitやGarminのものに関しては現時点では互換性がなく使用できません」とのことです。しかし、Garminのものでも使えるようなのでセンサー類を既に持っている方はまずはお手持ちのもので試してみることをおすすめします。

現在「LiveTraining」のアプリはiOSでしか販売されていないため、apple社の製品を持っているユーザー限定の機能になります。

また、LiveRideシリーズとして販売されていますが、過去に販売されているローラー台(現在は生産終了)でもLiveTraining機能は対応しています。
「マグテックスツイン・V270-2・V130・M20-V」をお持ちの方も試してみてはいかがでしょうか。

スペック一覧

MINOURA LiveRideシリーズ

商品名 価格(定価) 詳細 最安値
LR960 MINOURA
LR960
45,700円 LR340より35%負荷範囲が広く、14段階付加機能付き。ミノウラの最高峰モデル。クイッククランプ。 Amazonでチェック
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LR760 MINOURA
LR760
38,600円 LR960と同じく、LR340より35%負荷範囲が広い。14段階付加機能付き。趣味で自転車に乗っている方、レースで好成績を上げたいと思っている方に最適のローラー台。クイッククランプ。 Amazonでチェック
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LR340 MINOURA
LR340
28,200円 7段階負荷機能付き。初心者や通常練習には十分な強度を持つベーシックモデル。ネジ式クランプ。 Amazonでチェック
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結局どのモデルがいいの?

ミノウラの公式サイトではLiveTrainingシリーズを以下の様に分類されています。

  • LR960はエキスパート向け
  • LR760はオールラウンダー向け
  • LR340はスポーツライダー向け

エキスパート・オールラウンダー・スポーツライダーとは分類されていますが、正直なところどのモデルでも余程の実力者でない限り、負荷が足りないとこうことにはならないと思います。ただし、負荷範囲が広い点・クイッククランプという意味では調整の幅がある「LR960」と「LR760」に軍配が上がります。
あまりお金をかけられないという場合は「LR340」、今後を見越して良いローラーを買っておきたいということであれば「LR960」か「LR760」を選択すると良いかと思います。

LR960とLR760で迷った場合

LR960とLR760の違いは主にメインフレーム(足回り)です。
LR960の方がフレームがしっかりしている分調整もしやすく、安定するため、しっかりとしたトレーニングに向いています。また、最高グレードを購入するという意味では気持ちの面でも気合いが入ると思います。その辺りのプラセボ効果はあるかもしれません。
ただし、正直価格ほどの差はないと思うので「LR760」でも十分ではないかと思います。

ローラー台のここが気になる!

ローラー台を使うシーンを考えると一番気になるのは静音性ではないかと思います。
公式サイトでも集合住宅で使用できる低騒音・低振動設計であると記されています。

ローラー台と一緒に揃えておきたいアイテムリスト

上の記事でも紹介していますが、トレーニングマットなどの騒音対策をとることで賃貸の方でも安心して使えるのではないかと思います。ミノウラのローラーは総じて音に関しては評判が高いと感じています。

LR760の音

高速域でのトレーニングでは高音が気になりますが、負荷調整を高く設定することで速度を抑えることができます。幅広い負荷だからこそ無駄に速度を上げる必要もなくなるため、音は抑えることができます。ローラー台の騒音にはセッティングや多少の個体差などがあるため参考にしてください。

何にしてもミノウラのLiveRideシリーズがイチオシです!

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