ダイエット中の水分補給のタイミングとコツ
自転車は足だけを使うと思われがちですが、実は全身の70%もの筋肉を使って行う全身運動です。
自転車で長距離を走ったり、室内でローラー台を使ってダイエットなどをしてみると、想像以上に汗をかくことに驚くと思います。そうなんです、自転車には水分、飲み物の携帯が必須なんです。
外を走っているときには気付きにくいこともありますが、汗で大量の水分を消費しています。自転車は風を受けながら走っているため、汗をかいてもすぐに乾いてしまいます。特に秋〜春にかけての涼しい気候の中では気付きにくいものですが、実は知らず知らずのうちに体内から多くの水分が失われているものです。
体内から水分が失われると酷いときは脱水症状が起こり、足がつったり、肩が張ってきたり、眼が疲れたり、全身がだるくなるなどの症状が起こることがあります。また、水分補給には運動によって上昇した体温を抑える働きもあるので、運動時の水分補給はしっかり行ってください。
脱水症状とまで行かなくとも、体の水分不足は運動時のパフォーマンスが著しく低下することに繋がるので、こまめな水分補給をしっかりと行いましょう。
水分補給には塩分も必要
最も効率の良い水分補給は、体液に近い成分の水を補給することです。
汗を舐めてみると分かりますが、汗は少し塩辛い味がします。ただの水ではないんですね。
水分補給として、真水だけをたくさん飲んでも真水には塩分が含まれていないため、汗をかくほどに体内の塩分濃度が薄れていきます。そのため、運動中の水分補給には塩分(ナトリウム)を含んだ水分を補給するのが最適なんです。
スポーツドリンクは水分と適度な塩分が摂れるためおすすめです。
小一時間の運動にはスポーツドリンクが最適ですが、1日中運動を続ける場合には塩分の高いものを別途摂取するようにすると良いでしょう。ただし、塩分を取りすぎると水分が欲しくなるのでバランスよく摂りましょう。
また、炭酸飲料などは、ダイエットという観点から考えると、糖分が多く含まれているので、摂り過ぎには注意した方が良いでしょう。ただし、糖分を気にするよりも水分補給を優先して行う方が安全です。
水分の組成として、0.1〜0.2%の食塩と糖分を含んだ物が有効です。スポーツドリンクの成分表を見るときは、100ml中40〜80mgのナトリウムが入っていれば、0.1〜0.2%の塩分に相当します。
水分補給のタイミングについて
喉が渇いた!と思ってからでは遅いです。その頃には相当の水分不足で身体は悲鳴を上げています。
「喉が渇く前に水分補給する」これが大切です。
体内から体重の2%の程度の水分が失われると、持久力は10%以上落ちると言われています。
2%と言われると少しイメージしづらいですが、体内の水分が失われているときに体に起こるサインとして、喉の渇きがあります。
ただし、ただ闇雲に飲めば良いというわけではありません。一度に大量に飲んでも、体内に吸収されるには時間がかかります。そのため、一定間隔でこまめに水分補給を行うことが大切です。
例えばこんな感じ
走り出す前にこれから運動で使う水分を少量補給しておきます。あとは、30分おきにこまめに補給を摂るようにしましょう。季節や運動量によっても異なりますが、1時間に500ml〜800ml程度を数回に分けて飲むといいですよ。
また、運動前と運動後に体重を測り、運動前後で体重を変えないのがベストな水分補給と言われています。
ダイエットの観点から見ると、ここで少しだけ水分補給を我慢するのは体重を早く落とすコツでもあります。しかし、水分補給は体にとって本当に大切なことので、無理をして体調を崩しては元も子もないのでくれぐれもやり過ぎには注意しましょう。
水分補給は代謝もスムーズに運びますので、ダイエットだからと無理に水分を断つのはやめてくださいね。
自転車の不思議?
真実はどうかわかりませんが、自転車に乗っているとめちゃくちゃ水分補給をとってもあまり尿意をもよおしません。意外と100kmとか走ってもトイレ行かずに済んでしまうこともあります。勝手な想像ですが、飲んだ水分は汗として体外に排出されているのかも・・・。ないかな?