奴は突然やってくる!ハンガーノックに気をつけろ!
自転車で走っているときに気をつけたいのがハンガーノックという現象です。
スポーツに精通していない方には聞き慣れない言葉で初めて耳にする人も多いかもしれません。
運動中に、血中の糖分を使い果たしてしまい、脳へ送られるはずのエネルギーが不足することで起こる現象です。症状としては、体に全く力が入らなくなるような状態に陥ります。いわゆる低血糖のような状態で、酷くなると昏睡状態となり、死に至ることもあると言われているので注意が必要です。
症状には段階があります
- お腹が少し空いたような感じがするところから始まります
- 次第に体に力が入らなくなります
- 放っておくとフラフラしはじめます
- さらに放置してしまうと、手足が痺れ、運動を続けることができなくなります
- 酷いときには昏睡状態を引き起こし、場合によっては死に至ります
事前にできる予防策
ハンガーノック対策として、一番効果的な方法は、お腹が空いた、のどが渇いたと感じる前に、早めの補給を摂ることです。お腹が空いたと感じたときには既に遅いと思った方がいいです。
ハンガーノックは食べればすぐに治る症状ではないです。
当然ですが、食べたものが体に吸収され、エネルギーに変換されるまでは時間がかかります。
なので早めの対策が必要となってくるんです。
ハンガーノックに陥ると少なくともその日のトレーニングには大きな影響を及ぼしますので、無理はしないようにしましょう。
自転車には走行中に走りながらエネルギーを摂るのに適した「補給食」というものが多く販売されていますので、ハンガーノックに備えて常備しておくようにしましょう。
または、走行前、コースを考える際に、あらかじめ補給・休憩ポイントを決めておき、休憩ポイントごとに持参した補給食を摂取するように心がけましょう。
おすすめの補給食
私の場合補給食は薄皮あんぱんなどをそのまま背中にぶっさして走りますが、はじめの頃はジェル系の補給食が飲みやすくおすすめです。固形物は口の中がパッサパサになります。
パワーバーのジェルタイプなどは結構おいしいので飲みやすいと思います。
また、自転車ダイエットに取り組んでいる場合だとカロリーを抑えたいと考えてしまいますが、ハンガーノックになった場合はカロリーを摂取しなければいけません。なので補給食はゼロカロリーのものではなく、しっかりとカロリーを摂取できるものを携帯しましょう。
もしもの時の対処法
ハンガーノックは上でも紹介した通り、なってからでは遅いです。
しかし、そのまま放置することは危険です。
ハンガーノックに陥ってしまったときは、チョコレートやジェル状の補給食など消化吸収の早い糖類を摂取するようにしましょう。あとは、その日の運動やトレーニングはあまり無理をしないようにすることです。
実際は・・・
しかし、ハンガーノックは自転車に長時間乗るようになるとよく起こる症状でもあります。あまり深刻になる必要はないです。
ただし、なってみるとわかると思いますが、驚くほどパフォーマンスが低下します。
そのため、お腹が空いた、力が入らないという時にすぐに補給を摂れるようにしておくことは大切です。
小一時間のトレーニングに出る際でも補給ひとつくらいはポケットに忍ばせておくと良いですよ。