熱中症対策ともしも熱中症になってしまったときの対処法

熱中症対策ともしも熱中症になってしまったときの対処法

自転車で外を走る時に注意したいのが「熱中症」などによるアクシデントです。
熱中症は体調不良を起こすだけでなく、ダイエット効果も著しく低下させてしまうので注意が必要です。

特に6月頃から気温も徐々に高くなってくるので、夏場だけでなく6〜9月いっぱいは熱中症対策を心がけるようにしましょう。

熱中症とは・・・
暑熱(しょねつ)環境下に身体が適応できなくなり、さまざまな症状を起こすことです。
熱中症も酷い状況に陥ると意識を失い、死に至ることがありますので十分注意してください。

頭が重く感じたり、頭痛、吐き気や嘔吐、声がかすれるなど、さまざまな初期症状が起こります。
熱中症になったときは、涼しい場所で休んだり、水分を補給することが大切です。

自転車における効果的な3つの熱中症対策

自転車走行時に熱中症に気をつけるにはどうしたらいいのでしょうか。
自転車は有酸素運動で、汗をたくさんかくため、ちょっとした暑さで熱中症が起こりやすい状態になってしまいます。

暑い時間帯を避ける

夏場などは、天気のいい日、気温の高い日は、日中の気温の高い時間帯(午前10時〜午後3時頃)を避け、涼しい早朝か夕方〜夜にトレーニングを行いましょう。

どうしてもこの時間帯が避けられない場合は、コースを考える際に、野山や田園風景の広がる避暑地やコンビニが多くあるコースを選ぶようにして、こまめに休憩を挟みましょう。
また、登り坂の多いコースは、体力が奪われ、体温が上昇しやすくなるため、気温の高い日はなるべく平坦なコースを選択しましょう。

こまめに水分補給を摂る

走る前にこれからの運動で使うであろう水分を補給します。コップ一杯(250ml)程度の水分を補給しておきましょう。あとは、自転車走行中も常に水分が摂れる環境を確保しておき、30分おきに水分補給を行うようにしましょう。
ボトルケージ(ドリンクホルダー)は必須です。

吸汗速乾性の高いウェアを身につける

自転車は自転車用に開発された、汗の吸収、速乾性に優れた機能性の高い専用のウェアが販売されています。
トレーニング時はそういったウェアを着るようにしましょう。レーシングパンツ(通称:レーパン)ははじめは恥ずかしさを感じると思います。そんな時は上だけでも自転車ウェアを用意するのがおすすめです。

もしも熱中症になってしまったら?

万が一、トレーニング中に暑さで朦朧としてきた場合は、熱中症になりかけている可能性があります。
熱中症の症状が少しでも見られたらすぐに自転車を止め、日陰など涼しいところで休憩します。この時に頭や首筋に水をかけながら水分補給をとることで、体温が下がり、少しずつですが症状が和らいでいきます。

私の体験談

実は私も夏場に自転車走行中に熱中症になりかけたことがあります。
視界はぼやけ、体には全く力が入らなくなり、吐き気を催すという最悪な状態でした。
自宅まで50kmの地点でしたので、正直やばいと思いましたね。

この時に行ったのが上記でも紹介している方法です。
日陰のある売店で休ませて頂き、自販機で買った水を3本分くらい、頭や体、首筋、顔面などにひたすらかけ、水分補給を行いました。30分ほど休んでいたらある程度回復し事なきを得ました。

「とにかく日陰で休む、水分を摂る、体温を下げる」この3つが大切です。

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