ダイエットに効果的な運動時間
ダイエットは脂肪を燃やすことで体重を落としていきます。
自転車に限らず有酸素運動を行う場合、脂肪燃焼に効果的な運動時間というものがあります。
有酸素運動は20分から効果がある
こんな言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。
ダイエット目的で自転車に乗るのであれば、20分以上走るようにすると効果的です。
しかし、20分からしか効果がないのかと言えばそうではありません。
5分から、いえ1分からでも効果はあります。
まずはどうやって脂肪が燃えていくのか、そのメカニズムから見ていきましょう。
20分以上の運動が効果的と言われる理由
物が燃えるのと同じように、脂肪が燃えるのにも酸素が必要です。
そのため、脂肪を燃やすには自転車などの有酸素運動が大切になります。
有酸素運動をすると、体がエネルギーを要求します。
このときに余分なエネルギーを摂取しなければ、
- まずは血液中の糖質をエネルギーとして使用
- 血液中の糖質が足りなくなると肝臓や筋肉に蓄積された糖質を使用
- 肝臓や筋肉の糖質も足りなくなると体内の脂肪を燃焼させてエネルギーに変換
こうして脂肪は燃えていきます。
なので運動してすぐ脂肪が燃えるわけではありません。
血液中や肝臓、筋肉などの糖質を使用してからになるので、脂肪が燃えるまでには20分くらいかかります。
有酸素運動は20分続けないと効果が薄いと言われるのはこのためですね。
この時に負荷が高過ぎて、有酸素運動域を越えてしまうと脂肪燃焼効果が薄れてしまうので、体脂肪を燃やしてエネルギーを使うには、軽い運動でなくてはならないのです。
最適な運動時間は?
これまで運動していなかった人がいきなり20分間運動し続けろと言われても結構大変なものです。
だから続かないんです。
まずは5分、10分と自分がしっかりこなせる時間からはじめ、基礎体力をつけていきましょう。
10分楽に走れるようになれば、次第に気持ちも20分に向いてくるものです。
慣れてきたら次第に距離を伸ばしていけば、ダイエットの効果はグングン高まって行きます。
その上で以下の2点に注意して下さい。
まずは距離よりも時間
上で説明した通り、ダイエット目的の場合は、自転車で走った距離よりも走った時間の方が重要です。
自転車ダイエットに取り組む際は「〇〇km走る」という目標ではなく、「〇〇分走る」と時間で目標を立てるのがポイントです。
脂肪は20分から燃えだすの落とし穴
脂肪は20分から燃え出すと聞けば、「20分以上走らなきゃ」とか、「20分から燃え出すなら最低30分は走ろう」と思ってしまいがちです。しかし、長年運動していない人、初心者の方にとって、30分どころか20分走るのも最初は結構大変なものです。
そのため、ダイエットを始めた頃というのはこの20分続けるということを意識しすぎるあまり、継続できなくなる人が多いです。
しかし、20分継続しないと意味がないのかというとそんなことはありません。
10分、いえ、5分でも効果はあります!
ここで注意してもらいたいのは、脂肪燃焼に効果的なのは20分前後からということです。何が言いたいのかというと、脂肪燃焼の効果は低くても、運動を続ける体力をつけるのには効果があるということです。
ここは見落とされがちですが、継続するための大切な要素です。
まずはできる範囲で始めてみることが大切です。