心拍数をコントロール!有酸素運動を効率化する自転車の呼吸法
自転車ダイエットを行う際は呼吸も重要なポイントです。
呼吸は運動効果に関わってくるところなので、正しい呼吸法を身につけておきましょう。
なぜ呼吸法が大切なのか?
有酸素運動時は正しい呼吸法を行うことで以下のようなメリットや効果をもたらしてくれます。
体が疲れにくくなる
ダイエット時に正しい呼吸ができていないと、酸素をうまく体に取り組むことができず、疲れを蓄積しやすくなります。
その結果心拍数が上昇して有酸素運動域を越えてしまったり、酸素不足により極端なパフォーマンスの低下にも繋がります。
酸素をスムーズに体に送り込むことができれば、運動中も疲れにくくなり、細胞の活動も活発化するため、脂肪燃焼効率が上がり、よりダイエットにも効果が出やすくなります。
体内に酸素を効率良く運び、心拍数を抑える
通常の呼吸(無意識時の呼吸)では、息を吐き切れていなかったり、息の吸い込みが不十分なため、体内に酸素を効率よく運べなくなっていることがあります。
正しい呼吸法で運動することは、体内へ酸素を効率良く運び込むことであり、効率よく運ばれた酸素は心拍数を抑えます。正しい呼吸法ができれば、心拍数はコントロールしやすくなり、効率的なダイエットが可能になります。
例えば登り坂などを走っているときは心拍数が上がりやすくなります。心拍数が上がり過ぎているとわかった時などに意識的に呼吸を整えることで心拍数を抑えることができるようになります。
有酸素運動・ダイエットに適した呼吸法
有酸素運動は体内に効率良く酸素を取り込むことが大切になります。ダイエットに適した呼吸法は以下の通りです。
息を吐き切る
有酸素運動時の呼吸は「息を吸う」のと「息を吐く」どっちがメインだと思いますか?
きっと多くの方が「息を吸う」ことをメインに考えていると思います。
しかし、有酸素運動は「息を吐く」ことこそが大切なんです。
さらに言えば「息を吐き切る」とより効果的です。
特に意識せずに運動している状態(普通の呼吸法)では、肺の中に10%〜20%ほどの空気が残ると言われています。
この時に全ての空気を吐き出すことでより多くの酸素を体内に取り込むことができるようになるんです。
鼻から吸って、口から吐く
私たちが普段生活を送る中での呼吸は「鼻から吸って、鼻から吐く」が基本になっています。
しかし自転車ダイエットなどの有酸素運動中は、吸った息を鼻から出すだけでは、空気の排出量が少なく、息を吐き切れていないため、体内に酸素を効率よく運べなくなってしまいます。
そのため、有酸素運動時は体内の空気を多く吐き出すために、鼻から吸った空気を口から吐くことがポイントになります。そのため、運動時の呼吸の基本は「鼻から吸って、口から吐く」なんです。
鼻呼吸じゃ追いつかない・・・
この時に「鼻から吸うだけでは呼吸が追いつかない」という人もいると思います。その場合強度が高過ぎる可能性もあります。鼻呼吸が維持できる強度が有酸素運動強度でもあります。ただし、無理して鼻呼吸にこだわることもないので強度の目安くらいに考えるといいです。
自転車の呼吸のリズムは「ハ〜〜〜、スッスッ」
ジョギングなどでは、2回吸って、2回吐く、これが一般的ですが、自転車の場合は「2回吸って1回長く吐く」これを意識すると効果的です。体にある空気を出し切ることで多くの酸素を体に取り込めるようになります。
基本的に呼吸を意識する際は息をしっかり吐くことができれば、吸うことは意識しなくても、自然に空気が肺に入ってくるものです。するとみるみる心拍数も下がっていきます。
有酸素運動はしっかりと体に酸素を送り込んであげる必要があるので、呼吸に気をつけて体を動かしましょう。