初心者が絶対に失敗しない自転車の選び方
乗りたいのは通勤?通学?休みの日?
求めるのは何ですか?
スピード?乗り心地?持ち運び性?ファッション性?遊び心?
ダイエットが目的なら、ダイエット効果の高いポジションが出せる自転車を選ぶことも大切です。
例え同じ用途でも、あなたが求めるもの次第で選択は大きく変わります。
種類が決まったら、気になるバイクのデザインや素材、価格などを比較し、予算と相談しながらサイズの合ったものを選びましょう!
ここでは、自転車選びのコツや基準を紹介します!
自転車選びのコツ
はじめての自転車選びは何を基準にしていいのかがわからないものです。
そんな中で最低限押さえておくべきポイントを紹介します!
1.見た目がかっこいい・かわいい
まずそこ?
と思われるかもしれませんが、コレが一番重要かもしれません。
あなたは彼氏や彼女、または車を選ぶとき何から選びますか?
「この人が好き!」とか「コレに乗りたい!」という気持ちが先行していると思います。
それと同じです。そして、それでいいんです。
好きな自転車、乗りたい自転車を選びましょう!
値段が高かろうが安かろうが、自分の気に入ったデザインの自転車に乗るということはモチベーションを上げ、続ける秘訣です。愛着が湧き、乗り続けることができれば自転車ダイエットは成功に近づきます。
気に入った車を買うのは大変ですが、気に入った自転車くらいなら買えないことはないと思います。
ただし、やっぱりかっこいいものは高いものが多いんですけどね・・・。
2.乗り心地が良い
これは、自転車のタイプや素材によって変わってきます。
自転車のタイプについてはこちら
自転車でよく使われている素材は以下の通りです。
素材 | 特徴 |
---|---|
アルミニウム | 軽量で錆びにくく、剛性も高いが、振動吸収性は低い。安価。 |
カーボン | 軽量で錆びない。剛性も高く、振動吸収性も高い。高価。 |
クロモリ | 振動吸収性、耐久性、剛性も高いが重く、錆びる。安価。 |
アルミニウム
軽量で錆びにくく、安価であるため、最も一般的な素材として、多くの自転車に使われています。しかし、振動吸収性が低く、走行時の振動が体にモロに伝わります。MTBではサスペンション、ロードバイクやクロスバイクでは、フォークに一部カーボンが使われることも多いです。
ちなみによく使われているアルミニウム素材には6000系と7000系がありますが、これは加工方法に違いがあり、7000系の方が強度があります。しかし、差を感じられるほどのものではないため、特に気にする必要はありません。
カーボン
非常に軽く、硬く(剛性が高い)、振動吸収性の高い優れた素材です。デザインの自由度も高く、特異なフレームはカーボンが使われていることが多いです。カーボンをフレーム全体に使っている自転車から、フレームの一部やフォークのみに使っている自転車もあります。
高価な素材で横からの衝撃に極端に弱いため、扱いに注意が必要です。
フルカーボンのフレームは高価でどちらかというとレース志向のフレームなため、最初の1台には不向きです。
クロモリ(クロームモリブデン)
スチール(鋼)素材です。クロモリは自転車のフレームとして、長い歴史を持つ素材で、重い、錆びるという欠点を除けば、強度、振動吸収性など自転車にとって理想的な素材と言えます。
安価で、耐久性にも優れているため、大きな損傷以外はだいたい修理可能で、比較的扱いやすい素材と言えます。
デザイン的な特徴として、素材の強度が高いため、細身のフレームが多いです。そのシンプルな細身のスタイルから人気も高いです。
他にも、チタンやマグネシウムなどを使ったフレームもありますが、一般的にはこの3つが多く使われています。
ダイエットという観点から、性能と価格を考えると、素材はアルミニウム+カーボンフォークがおすすめです!
カーボンは高価ですが、乗り心地は良く、何よりかっこいいので購入の価値はあります。
自転車選びのときにちょっと素材にも目をやってみてください。結構楽しいと思います。
3.パーツグレード
少し乗り心地にも影響する部分ですが、パーツは重要です。
自転車を構成する部品をまとめてコンポーネント(通称:コンポ)と言います。
細かいパーツは非常に種類が多いため、ここはコンポーネントで比較します。
自転車の価格は素材による部分も大きいですが、このコンポーネントである程度の価格帯が決まります。
コンポーネントは主要3社から選べば間違いなし!
コンポーネントはハッキリ言って、
「シマノ」「カンパニョーロ」「スラム」
この3社が独占状態です。
特にシェアから考えれば圧倒的にシマノです。
主観で区別してしまうのなら、
「性能のシマノ」「デザインのカンパニョーロ」「軽さのスラム」
と言った感じです。
ロードバイクのコンポーネント
コンポーネント | 詳細 |
---|---|
Dura Ace(デュラエース) | 最高グレード。プロのレース用。高価!! |
Ultegra(アルテグラ) | かなり性能がよい。レース用。 |
105(イチマルゴ) | レースにも使える性能のグレード。 |
Tiagra(ティアグラ) | 入門用コンポーネント。上位グレードと互換性があまりなかったけれど、10段化したので互換性はあるように。 しかしレースに使える性能のグレードではない。 |
Sora(ソラ) | 入門用コンポーネント。上位グレードと互換性があまりない。 |
MTBのコンポーネント
コンポーネント | 詳細 |
---|---|
XTR(エックスティーアール) | 最高グレード。プロのレース用。高価!! |
Deore XT(デオーレ エックスティー) | かなり性能がよい。レース用。 |
Deore LX(デオーレ エルエックス) | 性能良し!レースにも使える。 |
Deore(デオーレ) | 上位グレードと互換性あり。 |
ALIVIO(アリビオ) | 入門用コンポーネント。 |
ALTUS(アルタス) | 入門用コンポーネント。互換性あまりなし。 |
ACERA(アセラ) | 入門用コンポーネント。互換性あまりなし。 |
コンポーネント選びのコツは、ただ安いのを選ぶのではなく、カスタマイズ性を重視することも大切です。
それは上位グレードとの互換性です。基本的には互換性はギア数に影響します。
例えば、リア9段から10段にアップグレードしようと考えた場合、できないことはないのですが、単純にギア数を増やせばいいだけではなく、ディレイラー(変速機)も変えなければいけません。さらにそれだけでなく、シフトレバーなども交換が必要になり、結果的に高くつく。なんてことがあります。
用途にもよりますが、自転車ダイエットから趣味になり、ガチで自転車に乗るようになる人は非常に多いです。
そのため、お金に余裕があれば、今買うならリアが10段のものをチョイスするのがおすすめです。
ロードバイク、シマノで言えば、「Tiagra(ティアグラ)」からですね。
4.サイズ
最後になってしまいましたが、自転車選びで一番重要なことです!
それは自転車のサイズ、つまりフレームの大きさです。
意外と「自転車にサイズなんてあるの?」という人が多いですが、ココがめちゃくちゃ重要なんです。
ママチャリや折り畳み自転車に比べて、スポーツバイクはフレームの大きさが非常に重要になります。
特にロードバイクの場合は体に合っていないと性能を発揮しきれないばかりか、腰痛や膝痛になりかねないので、はじめての自転車選びは自転車ショップの店員さんにアドバイスをもらうのが賢明です。腕の長さや股下を測ってもらうことで自分にピッタリの自転車、失敗しない自転車選びができます。
最後に・・・
自転車ダイエットを成功させるコツは、生活の中で一番乗る機会を増やせそうな1台を選ぶこと。これこそが最大の秘訣です!
ある程度の予算を決め、自分の気に入ったデザイン・カラー・ブランドの自転車を選ぶようにしましょう!