勘違いしている人が多い、間違いだらけのエアロバイク選び
室内で手軽に運動ができる通販販売でも人気の高いエアロバイク。
しかし、実際にはあまり使うことなく、部屋の片隅に追いやられてしまっている方も多いようです。
飽きやすい、思った効果が得られないなど理由は様々あると思います。
エアロバイクでダイエット効果を最大限高めるにはエアロバイク選びも重要です。
自転車の効果を、ダイエットの効果を、最大限発揮できるエアロバイクの選び方
自転車は全身運動です。しかし、全ての自転車が全身運動ではありません。
普通の自転車(ママチャリ)などは全身運動という意味では少し弱いです。
それは乗り方、ポジションに大きな違いがあるからです。
自転車は全身運動ですが、それはポジションによって全身運動になっているということです。
エアロバイクのように固定された状態で姿勢を起こしてただ座って漕いでいるだけでは全身運動にはなりません。
ただの足の運動になるか全身運動になるかこれはダイエット効果にも大きな違いを生みます。
選ぶ基準として、どうしても機能や負荷、または価格ばかりに目がいってしまいがちですが、より高いダイエット効果を得たいのであればポジション出しがしっかりできるエアロバイクを選ぶのも重要です。
一口にエアロバイクといっても実に様々なものがあります。
購入する場合は何を重要視すべきなのか、エアロバイクの選び方について考えていきます。
より効果的な一台を選ぶために基準を紹介します。
エアロバイク選びの参考にしてください。
エアロバイクで全身運動する2つの方法
- ポジション(乗車姿勢)を調整できるエアロバイクを選ぶ
- 全身運動ができるエアロバイクを選ぶ
大切なのはポジションを出せるか出せないかです。
これによって「単なる足の運動」か「全身運動」かが決まります。
大切なのは前傾姿勢がとれるか否か
自転車が全身運動と呼ばれるのはその乗車姿勢にあります。
前屈する姿勢をとることで、上体を保つため、腕や首、背筋や腹筋、腰の筋肉を使います。この姿勢維持により必要な体幹部、上肢の運動にも効果が得られます。
スポーツバイクなどは、この姿勢により全身の筋肉を総動員した運動が可能になり、大きな力(スピード)を発生させています。
そのためエアロバイクの効果を最大限に活かしたいのであれば、スポーツバイクに乗るような前屈できるポジションが出せるエアロバイクを選ぶと良いでしょう。
サドルの高さとハンドル角度である程度の調整はできますが、できればサドルの前後位置を変更できるタイプのものが理想です。
または「サイクルツイスタースリム」のような強制的に全身運動させるタイプのエアロバイクも良いかもしれません。
エアロバイクだからこそポジションが重要
外を走るのであれば走行時にバランスを保つために全身を使えますが、エアロバイクは固定されているためその効果は得られません。ポジションをしっかり設定しなければより足だけの運動になってしまいがちです。
室内トレーニングのため汗は出て運動した気にはなれますが効果としては今ひとつなんてことにもなってしまいがちなので注意しましょう。
その他オプション
負荷装置
エアロバイクには負荷調整があるものないもの、手動式と自動など色々なタイプがあります。
長期間乗るようになれば体力もついてきます。
同じ心拍数でも運動強度を上げることができます。
その分ダイエット効果も高くなります。
また、気分に合わせて負荷を調整することもできるので運動メニューなどバリエーションを増やすこともできます。
手動か自動かは予算や好みにもよりますが、できるだけ負荷調整できるものを選ぶと良いでしょう。
静音性
静音性は駆動方式によって異なります。
駆動方式には自転車と同じチェーン式のものとマグネットタイプのものがあります。
チェーン式は騒音が大きくなりやすいです。
中古でエアロバイクを購入する際は特にチェーンの状態がわからないため注意してください。最悪の場合騒音が酷く乗れないなんてことにもなりかねません。
マグネット式の方が音も静かで、エアロバイクをこぎながらテレビを見たりすることもできます。また、駆動部が本体で隠れているタイプのものは静音性も高いです。
心拍計
エアロバイクを有酸素運動として取り入れる場合、付いていてほしいのが心拍計です。
心拍計は運動強度を確認しながら運動することができるため運動効率が上がります。
心拍計にはイヤークリップ式とグリップ式(ハンドルに備え付けられているもの)があります。
どちらも性能は一緒なので好きな方を選ぶと良いでしょう。
ただ、グリップ式は握っている時しか心拍数を測れないためイヤークリップ式の方が楽だと思います。
形状
以前は比較的大きなものが主流でしたが、近年ではアパートやマンション住まいの人にも使いやすいコンパクトなデザインのものも多く発売されています。
コンパクトタイプのものは持ち運びやすく、移動が簡単で場所もとらないためマンション住まいの方などには便利です。
ただし、あまりに小さすぎるものは安定性にかける場合もあるので注意しましょう。
価格
1万円以下の商品から10万円以上するものまで価格帯は非常に幅広いです。
1万円以下の商品は安さが魅力ですが、耐久性が弱く、製品寿命も短い傾向にあります。
また、10万円以上もするエアロバイクは、スポーツジムなどで使用するエアロバイクだったりします。製品寿命も耐久性も長く、消耗品の交換なども容易に行えるため長持ちします。
しかし、一般家庭で自分一人で使うのであればこういった高額なものでなくてもいい商品はたくさんあるので、2〜3万円ほどの商品を選ぶのが丁度良いかと思います。必要な機能が揃っており、耐久性がしっかりしたものも多いです。
価格も手頃なので購入しやすいでしょう。
以上の点を参考にしながら自分にぴったりのエアロバイクを探してみましょう。